集合住宅博物館

LAST UPDATE 2006.10.10


□□■■■ 設備重装備....

 商品価値としてバラエティのある設備が、マンションの宣伝広告や住宅購入ガイド本に踊っている。
 不十分な住環境をごまかすためのものと考えられなくもないが、快適性を重視(していると考えている)しているユーザーのニーズには実にうまくマッチしてきている。
 しかし、生活に必要な性能だけにそぎ落としていくと、本当に必要な設備機器は少ないのではないだろうか。
 商品価値としての分かりやすさはずば抜けており、もはや記号価値となっているともいえる。
 商品理解ができていないにもかかわらず需要を喚起されやすいユーザ、商品化やカタログ化の得意な日本企業にはうってつけのものであろう。
 

□□■■■ オートロック....

 集合住宅の共用玄関につく自動施錠ドア。新規に供給されるマンションのほとんどで、このオートロックが設置される。中に入るためにカギを用い、来客者は訪問先に連絡して開けてもらう。住棟に自由に出入りできなくすることにより、防犯性を高め、安心感やプライバシーを重視する意識にかなっている。
 しかし、実際の防犯性能はそれほど高くはなく、犯罪者はその気になりさえすれば、いとも簡単に住棟内に侵入することは可能だ。むしろ犯罪の抑止力を発揮する効果が求められていて、セキュリティの商品価値としてのわかりやすさといった販売戦略として、設けられているという感が否めない。
 本当に犯罪率が高ければ、オートロックでは不十分で、人による監視が必要になってくる。だが、日本のように犯罪率が比較的に低く、でほどほど安心な場所では、気休めとしては十分に機能しているのである。



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