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【築地跡地再開発】多目的スタジアムとタワーマンション計画を解説

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  • 築地市場跡地って何ができるの?
  • どんなタワーマンションができそう?
  • 巨人が東京ドームから移転するって本当?

築地市場跡地がどうなるのか気になる方も多いのではないでしょうか

東京都が募集した事業者として手を挙げたのが三井不動産を中心とした企業連合のみで、多目的スタジアムやマンションなどを含む複合施設の建設を提案していると報じられています

この記事では、築地跡地の再開発の概要や背景、今後の展望について解説します

築地跡地再開発の概要

築地市場跡地

築地跡地は、都心の大規模な土地であり、歴史・文化資源などのポテンシャルを持っています

東京都は、民間の力を最大限に活用して、東京の持続的な成長につながるまちづくりを進めることとしています

2019年3月には、築地のまちづくりの将来像や方向性、進め方を示した「築地まちづくり方針」を策定しました

築地まちづくり方針では、以下のような基本的な考え方が示されています

  • 築地の歴史・文化を継承し、新たな魅力を創出する
  • 国際的な観光拠点としての機能を強化する
  • 都市の防災・減災能力を高める
  • 環境に配慮した低炭素社会の実現に貢献する
  • 地域との連携を深める

これらに基づき、東京都は、都が保有する築地跡地の約20ヘクタールを活用する「築地地区まちづくり事業」の事業者を募集し、2023年度内の事業予定者決定に向けて事業者募集要項等を公表しました

  • 多目的スタジアム(約5万人収容)
  • オフィス棟(約10万平方メートル)
  • ホテル棟(約1,000室)
  • 住居(約1,000戸)
  • 商業施設(約5万平方メートル)
  • 公共施設(約2万平方メートル)
  • 駐車場(約2,000台)
  • 防災拠点(約1万平方メートル)

事業費の上限を1兆円と定めており、事業期間は事業予定者決定後から2030年度末までとなっています

一部報道では、三井不動産を中心とした企業連合のみ事業者として応募し、総事業費を8,000億〜9,000億円と想定し、オフィス棟、ホテル棟、多目的スタジアム、住居などを設けるプランを都に提出したとのこと

この企業連合には、読売新聞グループ、トヨタ不動産、鹿島、大成建設、清水建設、竹中工務店、朝日新聞社などが参画する見込みです

三井不動産は2020年に東京ドームを完全子会社化しており、読売新聞グループが参画するとなれば、読売ジャイアンツの東京ドームから築地への移転計画が現実味を帯びてきます

築地跡地再開発の背景

築地年表

築地の歴史
当地区及びその周辺は、明治以降、外国人居留地(1869 年-1899 年)や築地ホテル (1868 年-1872 年)があったほか、各種ミッション系教育機関の発祥の地であるなど、 国際的な文化交流・交易交流の場であった。関東大震災を機に、日本橋魚河岸から築地 地区に市場機能が移転(築地市場開設 1935 年)してからは、都内に 11 ある東京都中央 卸売市場のうち、最も古い歴史を持つ、水産物(約 480 種類)、青果物(約 270 種類) を取り扱う総合市場として、多くの人々が集まる場となった。
2018 年 10 月、新たに豊洲市場が開場し、当地区には約 23 ヘクタールの用地が創出 されることとなった。

東京都都市整備局「築地まちづくり方針(付属資料)」より抜粋

 

築地跡地の再開発には、以下のような背景があります

  • 築地市場の老朽化と機能不足
  • 東京五輪の開催と都心回帰の流れ
  • 都市の国際競争力の向上と観光振興の必要性
  • 防災・減災の観点からのまちづくりの重要性
  • 築地の歴史・文化の継承と新たな魅力の創出

築地市場は、1935年に開場し、日本の食文化を支える中央卸売市場として約80年間の歴史を持ちます

しかし、市場の老朽化や機能不足、衛生面の問題などが深刻化し、移転の必要性が高まっていました

2001年には、石原慎太郎都知事(当時)が築地市場の豊洲への移転を発表し、その後、移転に関する様々な議論や問題が起きましたが、2018年10月に築地市場は豊洲市場に移転しています

東京の国際競争力向上

築地市場の移転は、東京五輪の開催にも関係しています

東京五輪の開催に向けて、都心部の再開発が進められ、築地跡地もその一環として位置づけられました

東京は、世界の主要都市として、経済や文化、政治などの分野で影響力を持ちます

しかし、他の都市との競争は激しくなっており、東京の魅力や優位性を維持・強化することを求められています

また、観光は、東京の経済や文化の発展に貢献する重要な産業であり、観光客の増加や多様化に対応することが必要です

築地跡地の再開発では、多目的スタジアムやホテルなどの施設を設けることで、国内外の人々にとって魅力的な観光拠点となることを目指しています

災害に強いまちづくり

築地跡地の再開発は、防災・減災の観点からのまちづくりにも配慮しています

築地跡地は、東京湾に面した低地であり、地震や津波などの自然災害のリスクが高いとされています

また、築地跡地には、土壌汚染や埋蔵文化財などの課題もあります

これらの課題に対処するとともに、防災拠点や緑地などの施設を設けることで、災害に強く安全なまちづくりを目指しています

築地跡地の再開発の展望

築地市場跡地方面

2023年度内に事業予定者が決定されると、具体的な設計や工事が始まる見込みです

2030年度末までには、築地跡地に多目的スタジアムやマンションなどの複合施設が完成する予定です

読売ジャイアンツが東京ドームから移転か?との記事も目にするようになりました

築地跡地の再開発は、築地の歴史・文化を継承しながら、新たな魅力を創出することを目指しています

  • 多目的スタジアムは、スポーツや音楽などのイベントを開催することで、国内外の人々に楽しみと感動を提供する
  • マンションは、築地のまちなかに住む人々の居住環境を向上させるとともに、築地のコミュニティを形成する
  • オフィスやホテルなどの施設は、ビジネスや観光などの分野で、東京の国際競争力を高める
  • 商業施設や公共施設などの施設は、築地の食文化や伝統を引き継ぎながら、新たな価値を創造する

築地跡地の再開発は、東京のまちづくりの一つのモデルとなることが期待されています

多目的スタジアムやマンションなどの複合施設が完成すると、築地は、国内外の人々にとって魅力的な観光拠点となるとともに、築地の歴史・文化を継承し、新たな魅力を創出するまちとなるでしょう

築地跡地に建設されるマンション概要

日本橋三井タワー

※写真は日本橋三井タワー

三井不動産を中心とする企業連合が提案した複合施設の一部としてマンション計画があります

マンションの概要は以下の通りです

  • 住居数:約1,000戸
  • 敷地面積:約3.5ヘクタール
  • 建物高さ:約100メートル
  • 建物階数:約30階
  • 建物構造:鉄筋コンクリート造
  • 設備:防災拠点、緑地、商業施設など
  • 竣工予定:2030年度末

築地跡地の南西部に位置し、隅田川に面しています

多目的スタジアムやオフィス棟、ホテル棟などの他の施設と一体的に開発されます

マンションのデザインは、築地の歴史・文化を反映したものになるでしょう

築地の食文化や伝統を楽しむことができるとともに、多目的スタジアムや商業施設などの施設を利用することができます

販売開始は2027年度か

カレンダー

2030年度の竣工、入居開始であれば販売開始は2027年度でしょうか

価格は50㎡であっても1億円以上は間違いありません

銀座隣接一等地の超大規模再開発で誕生するタワーマンションとニュース番組でもさかんに紹介されるようになり、国内、国外の富裕層、投資家など各方面から購入希望者が殺到するでしょう

都心マンションからの買い替え需要も多数発生すると予想されます

 

最後までお読みいただきありがとうございました

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