売却ノウハウ

【マンション売却体験記】判断の主導権が自分にあることの大切さを解説

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  • マンション売りたいけどどこに頼めばいいの?
  • 申し込むとしつこい電話がかかってきそう…
  • おすすめの不動産会社教えて!

自宅マンションを売却しようとしても、どの不動産会社を選べばよいかお悩みの方も多いのではないでしょうか。私はこれまで3回の自宅マンション売買により一定の資産形成をしてきました。

この記事でお伝えしたいこと 

「どこで売るか」よりも「判断の主導権を売主である自分が持っている状況をつくること」が大事

この記事では、マンション売却を検討している方が私の実例も交えて上記結論に至った理由を解説します。

私が自宅マンション売買を繰り返して資産形成に成功してきたノウハウのひとつです。高く売却することを目指している方はぜひ最後までお読みください。

※本記事は2023年の3回目の売却活動を記事化したものです

片手仲介を専門としている業者を選ぼう

片手仲介とは?

片手仲介は売主側のみの担当者となり以下画像では担当者Aにあたります。

【片手仲介のイメージ】

片手仲介の取引イメージ

売主が4,700万円で売りたいとして売却活動を開始するとしましょう。その広告を見た買主候補が4,400万円なら買いたいと思い担当者Bにその旨を伝えます。すると担当者Bから担当者Aに連絡が入り、売主には「4,400万円なら購入したいという方がいらっしゃいます。どうしますか?」と確認が入る、そこで売主がOKしなければ終わりです。

次の買主候補を待つことになる。これが売主側、買主側の両方を担当する仲介業者だった場合どうなるでしょうか?

両手仲介とは?

両手仲介は売主側、買主側両方の仲介を同時に行うこと。

【両手仲介のイメージ】

両手仲介の取引イメージ

仲介業者としては、この取引が成立すると両者から仲介手数料を受け取れますから2倍おいしいのです。さきほどの例であれば、価格を調整してなんとか成立させようとするのではないでしょうか?

「4,400万円なら購入したいというお客様がいらっしゃいます。これを逃すと長引く可能性が高そうです」「4,500万円なら売っても良いと言ってくれました。これはチャンスです」。こんな感じで両者を説得する。

両手仲介したい業者は自社で買主も探すため、せっかく他社から購入希望者の連絡をもらっても断る可能性もあります。この動きは売主には分かりません。

片手仲介はあらゆる方法で買主候補を探す

片手仲介販売イメージ

このマンションで中古が出たら買いたい、この地域で予算に合う物件を探してほしいという要望があれば、あらゆる不動産会社から紹介してもらえる可能性がある。Yahoo不動産やSUUMO、HOME’Sといったポータルサイトから問合せが入る。

片手仲介なら買主側の窓口が広くなります。一人目の買主候補を見送ったとしても次の候補が現れます。

希望価格で購入してくれる方に一人出会えれば良いですから

業界の悪習慣ー囲い込みは売主にとってもっとも不利益になる

両手仲介をしたい仲介業者は、査定依頼がきたらどう考えるでしょうか?

第一に仲介の媒介契約をとること。「まずは相場より高めに査定して契約してもらうことを優先しよう」「契約が取れたら、両手仲介で売主買主の両方から手数料がもらえるようにしよう」。売主の利益よりも、自分の営業成績のことを最優先したらこうなるでしょう。

その価格でまずは不動産ポータルサイトに掲載します。高すぎる査定価格では当然売れませんから、1ヶ月後程度経過して「少しチャレンジ価格でしたので顧客からの問い合わせがない状況です。少し値下げしてみましょう」。

他社仲介業者から買主候補がいると問合せが入っても「申し込みが入って決まりそうなんですよ」「担当者が不在でして」とはぐらかし、なんとか自社で買主候補を探します。自社に買主候補から問合せが入ったら、「ある程度の値引きには応じてもらえるかもしれません。私から交渉してみます」。と取引が成立しやすいよう誘導していく…。

業界的にこのような流れが常態化しているのかもしれません

自宅の相場価格を知る方法

査定を依頼する前に匿名で簡易査定ができるサイトを利用して相場感を認識することをおすすめします。

  • どうやって調べればいいの?
  • 匿名でできないの?

匿名で営業電話を受けることがなく精度も高いサイトを2つご紹介します。

  1. マンションレビュー
  2. スミタスかんたん10秒査定

マンションレビュー

会員登録は必要なのですが、入力するのは郵便番号、メールアドレス程度です。電話番号や住所は要りません。マンション名を検索して物件のページで面積や階数を入力するとすぐに推定相場がでてきます。

以下は私の自宅マンションで試した結果です。

引用;マンションレビュー

推定相場価格 4,648万円は簡易サイトとしては精度が高い。

私は4,700万円以上なら売っても良いと決めて売却活動をスタートしています。経緯はこのあとの項目で詳しく説明します。

スミタスかんたん10秒査定

こちらは会員登録の必要もなく、物件名、面積、階数のみ入力するとすぐに査定価格が表示されます。同じく私の自宅マンションで試してみました。

引用;スミタスかんたん10秒査定

これも精度が高い。驚きました。会員登録の必要もなくこちらのほうがお手軽ですね。

いずれのサイトも査定後に電話営業されることはありませんから安心してご利用ください。

マンション価格は上がり続けている

5年前や10年前に購入したのなら値上りしている可能性が高い。マンション価格は2013年からの金融緩和以降高騰しています。

不動産価格指数出典;国土交通省「不動産価格指数(令和7年10月・第3四半期分)

2025年10月時点で2010年の2.2倍を超えました。購入時と同じくらいで売れたらいいなというのはもったいないです。もっと高く売れる可能性が十分あります。

自宅というのはほとんどの方にとって最大の資産です。これを高く売却できるかどうかの手間は惜しまない、人任せにしないようにしましょう。

私の実例紹介

私が片手仲介を専門とする業者を利用して自宅マンションを売却した経緯をご紹介します。

物件概要 駅徒歩5分未満 70㎡台 3LDK
築年数 5年
売出時期 2023年9月
売出価格 4,880万円
成約時期 2023年10月
成約価格 4,780万円

無料査定を依頼

このような無料査定の広告からマンションの情報を送信し1時間程で電話がきました。

ご訪問して査定をさせていただいてもよろしいでしょうか
キウイ不動産
キウイ不動産
はい大丈夫です。実は5年ほど前にも御社に依頼してマンションを売却したことがあります

売出価格の設定

1週間後に自宅訪問を受け、部屋の中を確認してから以下の査定資料を提示されます。

 

キウイ不動産
キウイ不動産
売却は急いでいませんので高めの売出し価格でスタートしたいです

売出し価格は実際に売りたい金額から3〜5%上乗せしておくのが通例です。

同物件や類似物件の売出しがないので高めでも売れると思いますよ
キウイ不動産
キウイ不動産
4,880万円でお願いします。ある程度の値下げには応じるつもりです

成約希望額4,700万円に対して約3.8%の上乗せです。このとき4,700万円までとは伝えていません。その後室内写真を撮ってもらい、専任媒介契約を結びます。数日後からSUUMO,HOME’S,Yahoo不動産などの不動産ポータルサイトに掲載されていきました。

仲介を依頼したこの業者ではなく、他の大手仲介業者、地元の中小仲介業者の合わせて5つの業者が私の物件の買主側の仲介業者として掲載した格好になっています。

【片手仲介のイメージ】

片手仲介の取引イメージ

売主(私)側の担当者Aが私が今回依頼した業者、担当者Bとして5社が名乗りをあげてくれたことになります。まさに片手仲介の構図になっています。このことが、両手仲介をしない、囲い込みをしない業者であるとの確認になります。

内見対応その1

SUUMOなどポータルサイトに掲載されるようになってから1週間後。

内見依頼が入りました。今度の日曜午後4時からご都合いかがでしょうか?
キウイ不動産
キウイ不動産
はい大丈夫です。お待ちしています
内見者 20代 夫婦 2名
買主側業者 大手仲介会社
内見時間 約15分
すごいきれいな部屋ですね

部屋の印象は良いイメージを持ってもらえたがあまり長くない内見時間で終了。申し込みが入る可能性は低いと思った。

1週間後。

他の中古物件も見たいので見送りとの連絡が入りました

内見対応その2

内見依頼が入りました。日曜午前11時からご都合いかがでしょうか?
キウイ不動産
キウイ不動産
大丈夫です。準備してお待ちしています

 

内見者 60代 夫婦 2名
買主側業者 中小地元業者
内見時間 約30分

 

部屋の寸法を測ってもいいですか?

メジャーを持参され家具が置けるか確認したいとのこと。各部屋細かく採寸されていました。

インターネットの速度は問題ないですか?
駐車場の空きはあるのでしょうか?

具体的な質問が多く購入の意欲が高いと感じる。

2週間後。

お客様が住宅ローンの審査に進んでいるそうです
キウイ不動産
キウイ不動産
申し込みが入る可能性高そうですね

それから3日後の就業中電話が入ります。

4,780万円の指値で申し込みがきました
キウイ不動産
キウイ不動産
はい、その価格ならお受けします

希望額4,700万円以上でしたので迷うことはありません。実はこの10日後、次の内見予約も入っていました。この場合の選択肢として。

  1. 4,780万円で即決
  2. 次の内見者がいるので待ってもらう

皆さんならどうしますか?

希望価格を決めておき、それ以上の申し込みが入ったら即決する

私はこれを推します。欲を出して次の内見希望者がいるので待ってほしいなどと伝えると、この4,780万円の申し込みを逃してしまう可能性もある。皆さんが買主側だとしたらどうでしょうか?

本当に次の内見予定あるのかな?4,880万円でいいから買いたいと言わせたいのかもしれない…。

不動産取引はまだまだアナログな世界です。この人から買いたい、この人に売りたい、金額の数字だけでなく感情面にも左右されるのです。内見時は部屋の使い勝手だったり周辺環境など世間話もします。あのときは親しく話してくれたのに、こんな駆け引きをしてくるのか…。

  • 4,880万円でいいので買いたい
  • 次の内見者の結果を待ちます
  • やっぱりこの物件は見送ろう

どうなるか賭けになってしまいます。そして次の内見者が4,880万円で申し込みをしてくれる可能性は低いでしょう。希望額以上の申し込みなら即決すべきです。

希望額未満、例えば4,600万円の指値だったらどうしていたか。4,700万円ならお受けしますと回答していました。値下げ許容額を決めておくとブレなくなる。相場を知っておくことは本当に大事です。

2023年12月、代金の受け取り、鍵の引き渡し、登記簿登録手続きを経て無事に完了しました。

次の物件も売却することがあれば是非お声掛けください
キウイ不動産
キウイ不動産
一応長く住む予定ですけど、心変わりしたらよろしくお願いします

私の自宅マンション売却経緯まとめ

  • 1回目 住んでいるマンション管理会社の系列仲介業者 ※両手仲介
  • 2回目 本記事でご紹介した仲介業者 ※片手仲介
  • 3回目 本記事でご紹介した2回目と同じ仲介業者 ※片手仲介

そして2026年9月現在、4回目の売却活動を同じ仲介業者と進めています。その状況については以下の記事でまとめています。

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筆者が4回目の売却でも依頼している仲介会社

※対応エリアは首都圏・関西圏など都市部が中心です。

この記事が皆さまのご参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。